資産運用を始められない理由として「損をしてしまうかもしれない」という不安が大きな理由ですが、中には「興味がない」・「必要性を感じない」ことを理由にあげている人もいます。
ただ、人生100年時代と言われている中、資産運用はこれから多くの人にとって、自分の人生を守る上で必要な手段になるので、資産運用をしない選択をすると一生後悔することになるかもしれません。
先日、経団連の中西会長がインタビューで
「正直言って経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。」
と話したことが話題になったように、会社が一生面倒を見てくれる時代が終わりに迎えつつあることから、自分の人生は自分で守っていかなくてはなりません。
至極当然のことですが、今までは終身雇用・退職金・年金・医療・介護などの社会保障に守られていたので、それほど老後の心配をする必要はありませんでした。
しかし、今後はこうした前提条件が崩れることは、私達、ひとりひとりの負担が大きくなり、お金がなければ、まともな医療や介護が受けられなくなる未来がくることを意味します。
とはいえ、最初に述べたように、損をしてしまうことへの不安でなかなか資産運用を始めることが出来ませんし、日々の生活が忙しくて、資産運用の勉強をする時間がない人が大勢います。今後は、「やるべきことをやる人」と「なにもしない人」とでは格差が拡大することが予想されます。
これからの時代は休日はレジャーや余暇に費やし、浪費するのではなく、自分のスキルを磨いたり、将来の年金や医療、介護費用の不足分を補えるように資産運用で増やしていかなければなりません。
真面目にコツコツ毎月5万円を40年間、積立貯金をしても2,400万円にしかなりませんが、毎月5万円・年平均5%で40年間運用を行うと7,600万円にもなります。
同じ毎月5万円ですが、「やるべきことをやる人」と「なにもしない人」では老後の生活は大きくかわります。
ただ、どのような人生を歩むかは自由です。
「人生を楽しむのは今しかない」と遊ぶ方を選んでも、自由ですがその代償のリスクは残酷なほど大きそうです。
まずは、お仕事帰りや休日にセミナー等で資産運用の勉強を始めるのはいかがですか。
投資は自己責任で。