本多静六氏って方をご存知でしょうか?
林学博士で東大の教授となり、「四分の一天引き貯金法」という独自の貯蓄法により財を形成し、その資産を元手とした投資により巨万の富を築いた学者です。
「四分の一天引き貯金法」は本多氏の著作『私の財産告白』にて紹介された手法であり、誰でも真似ができお金持ちになれる資産形成手法です。
「四分の一天引き貯金法」とはどのような方法なのでしょうか?
「四分の一天引き貯金法」とは?
給与が得られた時点でその手取り額の四分の一を貯蓄や投資に回すというかなりストイックなものです。
「四分の一天引き貯金法」とはどのようなものかというと、名前が示す通りの貯金法です。
「今の少ない給料で更に四分の一貯金なんて無理!本多さんは給料も良かったんだろう」とお思いでしょうが、本多氏がこれを始めたのは、25歳で家族9人を養うという貧しい状況で行っておりました。
本多氏は、この貯金法を長期間継続することにより、投資の種を作り、現在の価値でいうと100億円相当の資産を築きました。
「四分の一天引き貯金法」のルール
あらゆる通常収入は、それが入った時、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに、臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に織り込む。
簡単に言いますと、ボーナスや臨時収入はすべて、貯蓄や投資に回すということです。
但し、家賃収入や配当収入に関しては例外で、通常収入とみなして、その四分の一を貯蓄や投資に回すのでよいそうです。
まとめ
「四分の一天引き貯蓄法」とは、給与の四分の一を予めないものとして生活し、そのお金を貯金や投資に回して、コツコツと積立投資するというものです。たとえば、手取り30万円のサラリーマンなら、その四分の一である7.5万円を貯蓄と投資に回し、残りの22.5万円で生活をしなければならないということです。
また、収入が増えれば「二分の一天引き貯蓄法」といったことも可能です。
仮に手取り収入が50万円もあれば、たとえ二分の一である25万円を貯蓄と投資に回したとしても、25万円の生活費を確保することができます。
これは、一見すると難しいように思えますが、共働き世帯であれば可能ですし、お互いの手取り収入が20万円の計40万円なら「四分の一貯蓄法」くらいなら毎月10万円と随分ハードルが下がると思います。
ただ、大多数の人は「楽して簡単に儲けたい」と少ない投資資金をいかに大きく増やす投資手法が注目されていますが、そのためには、リスクが高い取引をしなければいけません。
正しい投資法を実践するだけで誰でも時間はかかりますが、お金持ちになれるので、堅実な運用を続けることのほうが賢いです。
投資は自己責任で。