10万円の特別定額給付金のオンライン申請ですが、入力ミスが多くオンラインで申請ができなくなっています。
調布市では申請6,000件のうち、半数以上に不備があったという事です。
休日返上で職員が出勤して、不備を確認するという悪循環に陥ってしまいました。
そもそもマイナンバーカードのパスワードを忘れてしまった方も多く、役所に殺到して職員は対応に追われている状況です。
お金も時間も余計にかかった上に給付も遅いという残念な結果です。
この状況を受け、調布市は5月29日から申請書類を郵送に切り替え、オンライン受け付けは停止となりました。
他のエリアでも同じ状況が起こっており、高松市は5月24日、東大阪市も5月27日でオンライン申請の受け付けを終了します。
マイナンバーカード制度への移行も思うように進んでおらず(普及率16%)、せっかくそのカードを利用できる今回の申請方法も有効ではありませんでした。
オンライン申請ですぐにもらえると思っていた方は、結局まだもらえないという事態になっています。
日常でパソコンを利用する方にとっては特に問題ないと思いますが、普段パソコンを使っていない方にとっては、難しい作業だと思います。
郵送でも多くの記入ミスが考えられることから、配慮の行き届いた申請書へ適宜追加・変更をお願いしたいものです。
ちなみに大阪市のスケジュールは下記の通りです。
大阪市申請受付・給付開始スケジュール
- 5月11日(月曜日)午前9時~:【オンライン】申請受付開始
- 5月15日(金曜日)午前9時~:専用コールセンター設置
- 5月22日(金曜日)~:【郵送】順次、各世帯に対して申請書送付
- 5月下旬~【オンライン】要件審査後、順次支給決定
- 5月下旬~【郵送】順次返送後、口座情報入力、要件審査後、支給決定
- 6月上旬:【オンライン】振込開始見込み
- 6月中旬:【郵送】給付開始見込み
- 8月25日(火曜日)申請締切日【消印有効】
ドイツはオンライン申請して2日後に約60万円、カナダでも同スピードで10万円以上の給付金が手元に届いたようです。
スピードが求められる局面での対応力不足が否めませんね。
あっそういえばマスクもまだ届いていないです・・・