6月12日、大阪府の吉村知事は、これまでの新型コロナウイルス感染者数の推移を分析して、政策の効果について検証を行いました。
その中で、クラスターの追跡が有効的だったという専門家の指摘をうけ、やがてやってくると予測される第2波に備えて、「クラスター追跡センター」のようなものを設置する用意があるという考えを示しました。
先手を打って、体制や環境を準備してもらえると、府民としては、落ち着いて心構えができますので、安心して生活ができそうです。
加えて、事業者への休業要請を再度実施するかどうかの基準である「大阪モデル」の指標についても、さらに制度を高めるものに修正したいと発表しました。
また知事は、「コロナが空気感染しないという意見があり、そうであればソーシャルディスタンスのガイドラインが正しいのか早急に見直す」と話しました。
現在のガイドラインでは「人と人との間隔を2m(最小1m)開ける」とほとんどの業種に記載されており、「夜の町や飲み会、カラオケで騒ぐと唾液が飛んで感染するため、その行為をやめさせるのが一番有効」とも説明をしました。
6月14日に東京で47人が感染しましたが、うち18人はホストクラブの従業員で、残りの29人のうち14人についても夜の繁華街との関連があったとされています。
また、「大阪独自でやってみて感染が広がらないのであれば、全国に広げていくのか国とも連携しながら進める」と今後の方向性を示しました。