リニア新幹線の開業が2027年に開業できるか厳しくなってきました。
今回問題になっているのは、静岡県での工事が大井川の流量減量につながり、減った水量が生活用水に影響するという静岡県側の主張ですが、JR東海との話し合いが平行線のままです。
開業時期が1年遅れるごとに1000～2000億円負担が増えるとの指摘があり、こちらも問題になっています。
経済を取るのか環境を取るのか？と言い換える事もできますが、東京から名古屋を約40分で結ぶことができる期待の乗り物が完成するのは、一体いつになるのでしょうか？
東京―大阪が片道1時間程度で移動できるようになれば、東名阪をカバーする広域経済圏が誕生するかもしれません。
リニアと東海道新幹線が並行して走れることになれば、2本の交通網ができ、どちらか片方が地震や津波で被災しても、ルートを確保することができます。
静岡県と通らない迂回ルートも検討されているようですが、経済以外のメリットもあるので、早めの開通をぜひともお願いしたいものです。
