空飛ぶ車を利用した「エアタクシー事業」が、実現へ向けて本格的になってきました。
明日17日、大阪府は開発事業者など40の企業や団体を集めて、産官学連携の意見交換の場を設立すると発表しました。
川が多い大阪では、住宅を避けて利用できる友好的な交通手段として考えられ、大阪府の吉村知事は「課題もあるが、行政が旗を振るのは重要。技術面、ビジネス環境は民間で詰めてもらう。協力して初めてビジネス化できる」と述べました。
大阪府は、社会実験のための環境づくりを進めていく考えで、関西国際空港や神戸空港から万博の会場となる夢洲まで、海の上を飛ぶルートを想定しています。
山間部でも、急病や災害時に役立つものとして期待されています。
ベンチャー企業のスカイドライブでは、2025年の大阪万博で「エアタクシー」を運行予定にしており、2023年には実際にサービスを計画しています。
当初はUSJと海遊館の往復を飛行エリアとして検討しています。
高度150mの空域を60~100kmで飛行するそうで、ゆくゆくは、空の自動運転も視野に入れています。
2040年には市場規模100~150兆円とも予想されるメガ市場の争奪戦がスタートしました。