今年は皆様の資産に大きな変化が起こった年ではないでしょうか?
暴落時に資産を売却した方、コロナ前より増えた方など色々な方がいらっしゃるかと思います。
現在の株価は落ち着き、3月のコロナショック前よりも高い水準を維持しています。
そんな中で株価とともにビットコインが暴騰し続けています。
本日12/28お昼の時点で、1ビットコインは約280万円となっており、見事な右肩上がりの曲線を描き続けています。
購入をした方が良いのでしょうか?
2017年に約216万円を記録して、ビットコインバブルと言われた時期を簡単に抜き去りました。
要因は色々とありますが、各国の金融緩和政策により紙幣が刷り続けられ、いわゆる「カネ余り」の状態になっていることが考えられます。
「インフレ」というワードも最近はよく目にする機会が増えました。
紙幣の価値が下がり、紙幣以外の資産に目が向けられる中で、ビットコインが分散投資の対象となっている状況です。
そもそも2,100万枚という上限がきめられている点や数百円から投資でき、即日取引ができる点など、利便性も大きいビットコインには大きな可能性が考えられます。
しかしながら、ビットコインが今後安定資産となり得るには、まだまだ時間が必要だと考えられます。
- 未熟な法整備
- 大きすぎるボラティリティ(価格変動)
- 取引所の脆弱性
- ハッキングによる略奪
などなど、信用を置くには少し物足りないと思われます。
購入をしない方が良いのでしょうか?
投資の基本は、やはり分散投資です。
バブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなど、どんな暴落が来ても、本当に強い資産家はびくともしません。
資産を多様な投資先に分散しているため、すべての資産が同様にダメージを受ける確率は低くなります。
コロナが到来して、倒産した会社もたくさんあります。
一方で、過去最高益を出した会社もたくさんあります。
「たまごを一つのかごに入れるな」
投資の勉強をするときに一番初めに出てくるフレーズです。
ビットコインが良い悪いではありません。
ビットコインを投資対象に組み入れた時に、自分の資産の何%をビットコインに配分するのかがポイントです。
まずは1%から、慣れれば2%と徐々に増やしていけば良いと思います。
投資対象の信頼性と投資配分率は比例すると言われてます。
いきなり配分を多くするのは、リスクを増やすことでもあるので、関係を深くするのは相手を良く知ってからも良いのではないでしょうか。
そしてこの投資配分率は定期的に見直すことが良いとされています。
その理由は、時代によって有利な金融商品があったり、利回りは常に変化するものだからです。
年末年始にアセットアロケーション(資産配分)を改めて見直し、来年に向けての備えをされてみてはいかがでしょうか。