投資をする人が増えている一方、あり得ないぐらいのスピードで投資詐欺が増えていることを皆様御存知でしょうか。
警視庁の資料によると2018年投資被害にあった人の数は5,685人だったのに対して、
2019年にはなんと84,150人と14倍以上。
世の中には、さまざまな悪徳商法や詐欺まがい商法がはびこっています。
その中でも非常に古典的でありながら今もなお被害が後を絶たない
「ポンジスキーム」という手口をご存じでしょうか?
2020年もポンジスキームの詐欺で逮捕者が出ている状況です。
特に2020年以降はコロナ禍による経済の先行き不安などから悪徳商法や詐欺まがい商法が増え、さらに被害が拡大しやすくなることが懸念されます。
「ポンジスキーム」の基本的な手口や主な事例、見破り方などを解説していきます。
ポンジスキームとは?
ポンジスキームの語源は1920年代のアメリカの投資詐欺として有名になったチャールズ・ポンジの名前が由来となっているのです。
ポンジスキームは、「高配当が受けられる」「大儲けできる」といった消費者の欲に訴えかけるセールストークを展開していきます。
その結果、出資をさせたり高額な商品を買わせたりするように誘導して、消費者や出資者からお金を集めていくのです。
出資された資金を配当金に回して運用しているため自転車操業状態であり、当然長期的に経営が続くはずもありません。
ポンジスキームを見抜く方法
ポンジスキームを見抜く方法は非常にかんたんです。
- ありえない高配当金
- 楽して儲かる
この2つの文言や内容が含まれている場合は注意が必要です。
そして、
投資において『必勝パターン』等存在しない
ということを自覚しておくことがもっとも重要です。
投資は基本的にすべて自助努力と自己責任の世界です。
そのため他人に依存している時点で「その人の投資家としての成功はない」と考えても良いでしょう。
なぜなら一つの必勝法を会得したとしても相場環境は常に変化しているため、根本的な「投資力」がなければ対応できなくなっていくからです。
なので、最初からラクをして儲けようとせず、自分の努力で成功するためのステップを一歩ずつかけあがっていくことが実は成功への最短ルートだと言えます。