【金利優遇適用のご連絡】
などといった、うまそうな話が証券会社や銀行から来たことはありませんか?
よくあるのが、「外貨定期預金」の金利優遇などです。
今から2週間以内に定期預金に加入すれば、
通常金利より10%高い金利を適用するというような内容です。
中には利息が30%を超えるものもあります。
実際のところ、このような商品は投資に値するのでしょうか?
ちなみに「世界最高の投資家」と言われるウォーレン・バフェットでさえ、
投資成績は年利20%ほどと言われています。
何の勉強もせず、ただ預けるだけで利息が30%も付く話は、なかなか成立しそうにありません。
実際のところ、以下のような点を考慮しなければなりません。
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為替リスク
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為替コスト
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地政学的リスク
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税金
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銀行の手数料
お金を預けた結果、利息どころか元本を下回ってしまう可能性さえあります。
これとは違いますが、詐欺の手口として、
ポンジスキームというものが昔からあります。
アメリカのチャールズ・ポンジという人が、100年以上前に考えた手法で、
日本では、
- 安愚楽牧場の和牛オーナー制度
- 豊田商事事件
などが有名です。
いずれも高配当をうたい文句に出資金を募り、出資者や出資額が増えることで高配当を払い続けて一定期間信用を得ます。
詐欺手法ですので、破たんが前提となっており、最終的には出資額が高まったところで詐欺師は逃げ出します。
高すぎる配当や利回りには、高すぎるリスクが存在するものです。
一般的には大きな利益を生み出すための時間が短いほどリスクが高く、長いほどリスクが低いと言われています。
こういったことを知っていたり、商品の相場を知っていれば、罠にかからずに済みます。
例えば不動産の場合、家賃の相場を知ることが大切です。
現在ではネット上で多くの事を知ることができますが、すべての情報が正しいわけではなく、間違った情報も混在しており、それのみで正確な情報をつかむことは難しい状況です。
そにために不動産会社から適切な資料を見せてもらったり、気になるのであれば、現地近くの賃貸会社を直接訪ねて話を聞いても良いと思います。