(出所)日本経済新聞 ※2020年4月~12月データ
東京都の転出超過が止まりません。
前月比8か月連続。
テレワークの普及により他県へ人口が流出している状況が続き、23区すべての区で人口が減っています。
しばらくはこのような流れが継続しそうです。
こういった状況もあり、郊外の戸建て販売が好調という話をよく聞きます。
マンションはどうでしょうか?
マンションは駅近が好調です。
駅からの距離と評価のイメージは以下の通りです。
「あゆみリアルティサービス」の田中歩氏によると、公益財団法人東日本不動産流通機構のデータを基に判断すると、最寄り駅からの距離が1分増えるごとの価格下落割合が年々大きくなっているという事です。
2007年~2014年は下落率1.2%程度、2019年には1.6%弱、2020年でも1.5%強という割合となっており、駅から離れれば価値が下がり、駅に近いマンションほど高い価値が維持できるとされています。
また、築古でも駅から近ければ、高価値が維持でき、前述の東日本不動産流通機構でも、築25年以内の物件は需要が高いと位置づけています。
今回の新型コロナウイルスの影響により、郊外の戸建て需要は確かに生まれましたが、マンションの場合は駅近が人気という事に変わりは無いようです。
話しは少し変わりますが、テレワークで京都に別荘を持つ場合は、検討が必要になりそうです。
現在京都市は「別荘税」の導入を目指し、議論の最終段階に入ってきています。
新税適用対象者は、資産として保有したり、週末だけ滞在する所有者になる予定です。
今月方向性が分かるので、ご検討されている方は注目を。