横浜市長にIR反対派の山中竹春氏が当選しました。
山中氏は、IR(統合型リゾート)の誘致は行わないという宣言を早期に出すと述べており、順次現在行っている準備を中止する方向となりました。
首都圏では横浜市しか立候補していなかったため、これで首都圏での誘致はゼロになってしまいました。
そもそも首都圏、関西圏、地方に各1つが規定路線とされており、首都圏以外のエリアには特に影響はないように思います。
大阪府の吉村洋文知事も「大阪のIRに大きな影響が出るものではない」と発言しています。
ただ、東京やその他地方都市に何かしら動きがあるかもしれません。
今後、各都市の動きに注目です。
横浜市の場合は、政権への不信感、現状のコロナ対策に集中したいとの考えが受け入れられ、このような結果になったと思われます。
現在の状況でIRの事を触れるのは適切ではないという判断が下されたとも言えます。
その場合、街づくり、街の活性化については今後どのように進めていくのか、どういった代替案があるかという点が今後大事になってくると思います。
IR事業を計画する事は、投資事業です。
失敗も成功もあります。
しかしながら、投資をしなければリターンを得ることはできません。
誰もやらない事をリスクを冒してまでやるからこそ、先に始めた者が多くの恩恵を受けることができます。
もちろんその分、ダメージを負うことも覚悟しなければいけません。
ここで大事なことは、リスク許容度です。
失敗した際のダメージを想定し、受け入れられる範囲であれば、致命傷にはならないでしょう。
失敗したら、やり直せばよいのです。
もし致命傷になるようであれば、その投資の規模を考え直さなければいけません。
これから人口が減る日本では、自治体は何もしなければ、現状維持を保つことさえ難しくなってくるでしょう。
今を維持するか、未来に投資するか、結果が出てみなければ、どちらが正しかったのか語ることはできません。
皆様はどちらのタイプでしょうか?