昨今、コロナウィルスによる経済や生活への影響は留まることなく出続けています。
再発された緊急事態宣言。
飲食店での酒類の提供が無くなったために
これまで以上に、コンビニで買ったお酒を路上で飲む会が増える都心。
この中には、サラリーマンやOLさんが外で立って飲み会話などをしているのに対し、
大学生や若い世代は地べたでの座り飲みをするという違いが出たりと、これまで見えてこなかったものが露になるのはどんな事に限らず出てきているようにも思います。
ここでお話させていただきたい二極化については、お金の動きについてです。
職種により、収入の差が出ていることは周知されている事実だと思います。
誰も予期しなかった感染ウィルスにより、やりたかった事が出来なくなったり、これまで当たり前にあった日常がいきなり無くなった事も本当に多くあったと思います。
大小問わず変化は沢山ありました。
当事者でなければ分からない事も沢山あったと思います。
▶︎お金の動向
今、都心部のマンションが売れています。
購入の内見に行った部屋が1週間と経たずに売れて無くなっています。
内見の相談数も増えています。
世界的に経済打撃と囁かれる今、どういうことでしょうか?
国土交通省の集計によると、2020年4〜9月の住宅(戸建て・分譲マンション)の取引件数は前年同期から14%減りました。同省が公開する個別取引データを集計したところ、この間の物件の1坪あたりの平均単価は6.2%下がりました。
売れ行きはよくないのかと思われます。
しかし、
価格帯ごとに単価の伸びを推計すると、安い物件と高い物件で値動きには大きな差があることがわかったのです。
需要縮小を反映して低価格物件の単価が大きく下がる一方、高額物件への影響は小さく、コロナ禍によるいびつな値動きが浮き彫りとなりました。
商業施設やオフィス向けの投資が低調な中で、取引の流動性が比較的高いとされるマンションの高価格帯は、品質を調整した単価が20年に6%超、上昇しました。
住宅取引に投資マネーが流入したことにもより高品質・好条件の物件が選好された面があるとされます。
住宅1坪あたりの平均取引価格は都心部で上昇が目立ち、千代田区(東京都)では2020年4~9月には前年同期比13.1%、港区で同10.9%上がりました。
大阪府でも同様の傾向がみられ、中心部の大阪市浪速区は12.7%上がりました。通勤に便利なマンションを中心に需要が大きく、投資マネーも流入しています。
25年の国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる此花区で13.3%上昇するなど、継続的な値上がりが見込める再開発エリアも上昇しています。
ただ、言うことも辛いですが、低所得層では持ち家を手放す傾向が表れていることも事実です。
需要の高い都心部(東京大阪共に)は高所得層のお金余り(給料の上がりまたは変動無し・株や仮想通貨による増えた資産)による投資マネーの流入により需要が高まり価格の高騰は続き、それが今後もまだ続くだろうと考えられています。
▶︎まとめ
経済の動向を知り投資や自身の資産を守るため、そして心や思いを大切に、守るためにも。今どこに自分がいようと、自身がいるその周りの環境だけでなく、あらゆる環境を知っておきたいと、この度深く思いました。
寄稿者 AM部 成瀬 瑠菜