(日経新聞より引用)
最近CMなどでも流れている「リバースモーゲージ」ですが、最近は少し変化しています。
そもそも「リバースモーゲージ」とは、自分の家を担保にお金を借りることができる商品です。
老後資金の確保に近年利用者が増えています。
また元金と利息のうち利息のみを返済するので返済額が安いことが特徴で、元本は契約者の死亡後に家の売却によって返済されます。
このような「リバースモーゲージ」の仕組みが派生して、このところ新しい商品が出てきています。
この度、住宅金融支援機構は、自宅を担保に修繕積立金を借りることができるローンを発表しました。
今年中に利用できるようです。
仕組みとしては、住宅金融支援機構が将来分の修繕積立金をまとめて貸し出し、借主は利息分のみ支払いをします。
通常は1~2万円程度かかる毎月の修繕積立金が、これにより軽減されます。
元金は死亡後に自宅を売却することで返済します。
管理会社としては、事前に修繕積立金を確保できるメリットも生まれ、滞納の心配もなくなります。
いわゆる修繕積立金版リバースモーゲージです。
もうひとつオリックス銀行が発表した「家族信託付き不動産活用ローン」というものがありますのでご紹介いたします。
契約者が認知症になっても家族が物件管理や売却を代行できるという家族信託制度を利用したものです。
自宅に加えてアパートなどの所有不動産を担保にすることができ、原則1億円まで借りることが可能です。
自宅以外の資産を利用できるという点が利点です。
「リバースモーゲージ」に家族信託をくっつけた制度です。
マンション老朽化や高齢化社会に向けた金融機関の取り組みがどんどん始まっています。
皆様もご検討されてみてはいかがでしょうか?
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