本日の内容は、難しい話は一切無く、
例え話のような、考え方や捉え方のひとつのような、私の心に留めているお話を記させていただきたいと思います。
お気持ちを楽に、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
日本の民話の一つに、「さるかに合戦」という話があります。
ひと言で言い表すと、
<ずる賢い猿が蟹を騙して殺害し、殺された蟹の子供達に仕返しされるという話>
です。
痛々しく禍々しい雰囲気の漂う表現にはなりますが、童話・お伽話同様、
幼少期のこどもに、善悪の判断等の情操教育や想像力や価値観を育てたり(道徳)、
教訓などという意味合い・目的の込められたものであることから、
「本当は恐ろしいグリム童話」など、残忍な表現のあるお話も多いものかと存じます。
さるかに合戦のお話に戻りますと、
話の中の一節に
蟹がおにぎりを持って歩いていると、ずる賢い猿が、拾った柿の種と交換しようと言ってきた。蟹は最初は嫌がったが、「おにぎりは食べてしまえばそれっきりだが、柿の種を植えれば成長して柿がたくさんなりずっと得する」と猿が言ったので、蟹はおにぎりと柿の種を交換した。
という部分がございます。
ここの、『柿の種』。
ちなみに申しますと自身がこどもの頃は、正直猿のこの話を魅力的には
感じませんでした(笑)
「えっ、種植えて木を育てて、そこに実った柿を待つ?」
とんでもなく先の話でなんとも。。
ですが、大人になった今なら分かります。
おにぎりは確かに食べてしまえばお終い。
柿の種はコツコツと時間はかけても、後にその先も木の寿命までは柿の実を楽しむことができます。
『ずっと得する』その通りかもしれません。
これの何が不動産投資かと申しますと、
私事ですが私が宅建試験を受けようと思うに至るまで、大変お世話になり、
そして不動産投資の魅力を伝え続けてくださった恩師がいます。
その方が、一番初めに話してくれたことがこのお話でした。
『不動産投資はね、さるかに合戦だと思っているんだ』
ローンを活用して不動産を購入する。
はじめは少しずつの収支(キャッシュフロー)を出しながら、
「ローン完済」を思い浮かべるとずいぶんと先のことのように思えるかもしれません。
しかし決して自身のお金だけでなく、入居者様のお力もいただいて
住宅ローンの残債は着実に減っていく。
そして完済したとき、以後は入ってくる家賃収入は全て自身のものとなり、
物件自体は資産として残る。
さるかに合戦で蟹が選んだ、『柿の種』だと思うのです🦀。
『不動産投資はさるかに合戦』
今の私もそう思う、理由をお分かりいただけたなら、幸いです。
少しのつもりが長い文章となってしまいました!本日も最後まで読んでいいただき誠にありがとうございました🌸
寄稿者 AM部 成瀬 瑠菜