野村総研のこの図によると、5億円以上が超富裕層、1億円以上が富裕層とされています。
圧倒的な数がマス層となります。
世間一般でいうところのサラリーマン家庭はほとんどこのマス層になります。
一般的にサラリーマンというのは雇われる立場であり、みずからの労働力が最大の資本になります。
管理職になったり、一流企業に勤めたり、サラリーマンとして成功している人でも、自らの給与だけで超富裕層に入るのはほとんど不可能でしょう。
ほとんどのサラリーマンにとっては1億円以上の富裕層も難しいです。
なぜなら、サラリーマンである限り、1馬力の状態で自らの労働力の対価としての収入という構図は同じだからです。
これはお金を増やすという意味において可能性は限定的であることを意味します。
ただ、サラリーマンの強みは毎月の「安定的」な収入ですが、不況になれば安定も揺らぎます。
マネーマシーンを作る
サラリーマンはこうした事実を踏まえておかないと、
いつまでも「がむしゃらに働く」という努力の方向に固執してしまう可能性があります。
仕事は価値あることですが、資産形成においては手段の1つであるということです。
仕事とお金の増やし方は分けて考えたほうが妥当です。
効率よくお金を増やすためには1馬力から2馬力・3馬力と他人資本を上手に活用する方法です。
資本家側に回る
お金がお金を生み出す構造を作り出すにはいくつか方法があります。
- 不動産を買う
- 株式を買う
- コンテンツを作る
- 会社を作る
不動産を買う
不動産は富を生み出してくれます。
もちろん、相応のメンテナンスや営業活動が必要になりますが、成功した時の利回りは融資というレバレッジを効かせる分、株のそれを大きく上回ることも可能です。
先祖代々の土地があり、その土地からの収益が上がるような場合は、借入が無い分安定的で高い収益を上げることができます。
そうでない場合は、借入をし、借り入れの金利と収益の金利差でお金を増やすということになります。
株式を買う
株式を買う、この方法は他の方法と比べて、誰もがすぐに簡単に始められるところが大きなメリットです。
株式というと、とかくギャンブルめいた印象があります。
しかし、近年では積立投信やETFなど株の持つリスクを分散させた良い商品が出ています。これらの商品は以前の株のマイナスイメージを払しょくするものです。
株を買うことは、ささやかながら資本家側に回るということを意味します。その会社の株を買えば、その会社がお金を増やしてくれます。
コンテンツを作る
例えば、小説を書き、それがベストセラーになると印税が入ってきます。
ただ、現実的ではありません。
現実的にはサイト運営(ブログ)、You Tubeなどのコンテンツ制作が該当することでしょう。
サイト運営も手入れは必要ですが、収益性の高い作品の1つということになるでしょう。これらの例にとどまらず、何かストック的な資産を持っておくと安定的な良い収入になります。
会社を作る
起業とかベンチャーとかそういう言葉の流行りはもう何十年も前からあります。いきなり起業して成功する人もいるでしょうが、やはりなかなか難しく現実離れしています。当たれば何十億ですが、運と実力が必要です。
とりあえず、小さくはじめてみる
基本的に今日やらない人というのは明日もやらないのものです。
日常の何かを変えるならば、ひとまず行動してみることが大事です。
そのためにも、失敗しても退場しないために「小さくはじめてみる」。
その積み重ねは大事だと思います。
よりよく生きるための工夫を積み重ねていくことで世界は広がり、経済的にも精神的にも豊かな日々を送ることができるということですね。